人口ピラミッドから地域住民の質を読み解く簡単なコツ

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年間で500件以上のお店を調査する『日本一の繁盛店分析マニア』が綴る、物件探しから販売促進・チェーン展開に至るまで、出店戦略ノウハウの極意!

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「商圏分析」というと、多くの人が
イメージしやすいことのひとつに、
「地域住民の年齢層」というものがあります。
 
若い人が多いのか、
それとも年配の方が多いのか、
子供たちはいるのか、

などなど・・・・
 
繁華街に出店する時は関係ない場合もありますが、
地域住民をターゲットに含める業態であれば、
「人口ピラミッド」をちゃんとチェックすることは、
本来は避けて通れない重要な項目
です。
 
 
なお、「人口ピラミッド」とは、
国勢調査によって調べられた住民の年齢を、
5歳刻みに分類して、並べたもので、
以下のようなものです。
 
人口ピラミッドってこういうの

 
(統計てきめん2プレミアにて表示)


 

地域住民の年齢層を知ることは非常に重要ですが、
実際のところ、それをまったく知らないままに、
出店するケースが後を絶ちません。
 
そうした方々にその理由を聞くと、
 
・そもそもデータが手に入らなかった
 
ということも多くあるのですが、それ以上に、
 
・データは見たけど、見方が分からなかった
 
という答えが多く返ってきます。
 
 
これは、人口ピラミッドに限らず、
様々な統計データ全体に言えることです。
 
データは、ただの数値の羅列ですから、
きちんと正しく読み解かなければ、
どんなデータもまったく意味を成しません。

 
 
例えば、「商圏人口」にしても、そうですよね。
 
「商圏人口が8,000人」といっても、
それは多いの?少ないの?
ということが分からないわけです。
そのままでは、「意味の無い数字」ですね。
 
けれども、以前の記事でも書きましたように、
「昼間人口」や「購買人口」と比べてみることで、
流入の度合いが分かってくるため、
すぐに「意味のある数字」に変わるのです。
 
 
今回の「人口ピラミッド」についても、
それと同様のことが言えます。
 
とあるデータと比較するだけで、
すぐに「意味のある数字」になります。
 
 
 


そのデータとは、
 
 
「全国や都道府県のデータ」
 
 
です。


 
 
例えば、以下の人口ピラミッドは、
東京の「三軒茶屋駅」周辺500m圏のグラフです。
 
三軒茶屋周辺人口ピラミッド


三軒茶屋と言えば、若い人たちが多いことで有名で、
東京の「住みたい街アンケート」で上位に来る街です。
 
そうした予備知識があると、
データを見る前から、
「若い人が多いのだろう」
という予想が立ちます。
 
そしてその予想は、このグラフだけを見ても、
一目瞭然ですよね。
20歳代後半~30歳代が、「多い」ということが、
グラフの形からだけでも判断できます。

 
その部分だけ、明らかに多いことが、
分かりやすく表れていますからね。
 
 
しかし、このグラフから分かることは、
「若い人が多い」ということだけではない
のです。
 
東京都のデータを、折れ線グラフとして表示してみると、
以下のようになります。
 
 
三軒茶屋周辺人口ピラミッド(東京都の折れ線付き)

 
いかがでしょうか。
 
20歳代後半~30歳代が「多い」
ということは勿論ですが、その一方で、
 
20歳未満と、50歳代後半~概ね70歳代が「少ない」
ということも、同時に読み取れませんでしょうか。
 
また、20歳代前半は、「標準的」です。
それほど多いわけでもありません。
 
 
つまり、三軒茶屋で「若い人」をターゲットにする、と言っても、
それは「20歳代後半~30歳代」をメインにするのが、
最も効果が高い(と推測される)ものであり、
 
20歳代前半やそれ以下の人々へ向けたアプローチは、
あまり時間や労力をかけなくてもいい、
ということが分かります。
 
 
力をかけてアプローチするべきピークの層が分かることや、
逆に、費用対効果の薄そうな層がどの年齢の人たちなのか
こうして都道府県の値と比べて見ると、分かりやすいですね。
 
 
 
あと、もうひとつ、面白い事例です。
 
東京の、「巣鴨」というエリアを、ご存知でしょうか。
 
東京在住の方だと、「年配の方が多い」というイメージを
持たれているエリアかと思います。
 
確かに、街を歩いていると実際にそうですし、
お店も高齢者をターゲットにした業態が多いことが分かります。
(詳しくは今は書きませんが)
 
一部では「おばあちゃんの原宿」と言われるエリアです。
 
 
そこで、巣鴨駅周辺500m圏の人口ピラミッドを見てみます。
 
こちらです。
 

巣鴨グラフ




この状態では分かりにくいので、
東京都の値を折れ線で表示します。
 
 
 
巣鴨グラフ(折れ線付き)

 
 
 
お分かりになりますでしょうか?
 
 
20歳代後半の層も、男女ともに、
標準より多いのです!!


そして、他の20歳代・30歳代の層も標準的です。
 


つまり、
若い人も、他の街と比べると
十分に住んでいる
ということです。
 
このデータを見ると、住民をターゲットにするなら、
年配の方々ばかりを注視するのではなく、
若年層を取り込む工夫も、効果がありそうです。
 
 
もちろん、流入してくる人々には高齢者が多いですし、
そうした方々と、地域の住民、しかも若い層が、
買い物をしたがるエリアが同じとは限りません。

 
そこから先は、TGや動線を見極める必要があります。
 
 
しかし、重要なのは、
ただ「巣鴨はお年寄りの街」というイメージだけだと、
ビジネスチャンスはなかなか拡がりませんが、
こうしたデータをしっかり見ることで、
「若者もターゲットにできる」という発想が
生まれる
ということです。
 




 
統計データを正しく見て商圏分析をすることは、
こうした、ビジネスを拡げる可能性を秘めています。
 
しかも、たったこれだけのことでも、
こんなに画期的なことが分かります。
ここまでなら、難しい「解析」なんか要りません。
 
さっと、人口ピラミッドと、都道府県の値を比べるだけで、
こんなことが分かるようになるのです。
 
 
しっかりとデータをチェックして出店することが、
どれほど大切かおわかりになられるでしょう。
 



 
 
なお、「住民の質」のデータから、
こんなこともできますよ、というのが、
別の記事にも綴られております。
 
どうぞこちらもお読みください。
 
データを細かく見て出店候補エリアのランキングを作る!

 
  
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