その看板は、いったい「誰」に「何」を見せたくて置いてるの?~「出すだけムダ」な看板を作らないために~

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年間で500件以上のお店を調査する『日本一の繁盛店分析マニア』が綴る、物件探しから販売促進・チェーン展開に至るまで、出店戦略ノウハウの極意!

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先日、僕が住む高円寺の駅前のマクドナルドにて、朝マックをしていた時の話です。
 
 
ちょうど外が見えるカウンター席に座って、外の景色を眺めていました。
 
位置的にはこんな感じです。
 
 
マクドナルドで外の看板を見ていた
 
 
 
目の前に、置き看板が沢山並べられていたのが視界に入りました。
だいたい、上の図で赤丸で囲ったあたりですね。
 
それが、これです。
 
 
置き看板が並べられているが何のためなんだろう
 
 
 
これらを見て、まず一番最初に僕が思ったこと。
 
それは、
 
 
「この看板たちは、『何のため』に置かれてるんだろう?」
 
 
ということでした。
 
 
 
 
 
 
  
看板というのは、そもそも、
 
「お店を見つけてもらうため」
 
に存在します。
 
(他にも看板の役割は色々ありますが、
立地の観点から言う最も大きな役割はコレです)
 
 
例えば、お店が見えにくい場所にあるとすると、
それ自体は基本的にどうすることもできません。
 
建物の向きを変えたり、移動させたり、
そんなことは普通はできないのですから。
 
ですので、
看板をうまく見える場所に設置することで、
お店の見えにくさをフォローする、

という効果を狙っているわけです。
 
 
 
また、お店が駅や交差点など、
人々が集まるTGから離れている時でも、
看板をTGに設置し、そこを往来する人に認知されれば、
そこから人々をお店まで誘導する
ことも可能です。
 
 
そうしたことのために、ほとんどの場合、
看板は設置されているわけです。
 
 
 
それなのに・・・・
 
ここに置かれている看板は、パッと見ただけでも、
その意味をほとんど成していないことが分かります。
 
 
 
要するに、
ここに看板を置いても、
集客をアップさせることはできていない、

ということです。
 
 
 
 
 
 
その理由は・・・・
 
まず、似たような形状、大きさの看板がごちゃごちゃしてることで、
 
「物理的には見えているのに、脳が見えていないと判断する」
 
『視界融合』
 
という現象が発生しています。
 
 
この現象について詳しくはこちらの記事を参照してください。
 
こんな看板じゃ意味がない!~見えているはずなのに脳が「見えてない」と判断してしまう残念な看板たち~
 
 
 
道行く人々は、
 
「あそこになんか看板がいっぱい置いてあるな」
 
とは思いますが、しかし、
ひとつひとつの看板をしっかり見ることはほとんどありません。
 
 
 
そして・・・・
よくよく看板を見ていくと、さらに決定的な問題に気付きました。
 
もう1度この写真を見てください。
 
 
置き看板が並べられているが何のためなんだろう
 
 
お気づきになりますでしょうか?

遠目ですから、分かりにくいかもしれません。

 
ほとんどの看板に、
「お店の場所」
が書かれていない
のです!!
 
(小さく文字で書かれているお店はありますが、
読みにくいし分かりにくいので、
これでは書いていないも同じです)
 
 
 
えええ~~・・・・・・・・
 
そりゃないでしょう・・・・・・・・
 
 
看板見て、素敵そうなお店だから行ってみたい、って思っても、
場所がどこだか分からないんじゃ・・・・
 
まぁ、店名が分かれば検索すればいいんですけど、
それって、結局手間が掛かるわけですから、
「そこまでして行かなくてもいいか」って思われちゃう。
 
結局、お客さんに手間をかけさせちゃうことで、
お店側からしたら、お客さんを逃がしちゃってるわけです。

 
しかも、ひどい看板だと店名すら書いていない!!!
 
 
 
こんな看板では・・・・
 
何のために出す看板なのか、分かりません。
 
 
 
そりゃ、お店の目の前に出して、
「看板に気付いて立ち止まればすぐお店にも気付く」
みたいな状況なら、こういうのでいいです。
 
ただ、今回の場合、どのお店も、そうではありません。
 
この場所で看板を見せたら、
そこからお店まで誘導する必要があります。

 
それくらい、お店までは離れた場所にあります。
 
 
 
そういうことを考えていくと、
これらのお店の方々は、いったい、
「何のため」に、ここに看板を置いたのかと。
 
 
「誰」に見せたかったんでしょうか?
 
そりゃ、ここを通る人たちでしょう。
その人たちに看板を見てもらって、
お店に来てほしかったんでしょう。
 
 
でも、こういった看板で、その目的は、
果たせますでしょうか?
 
いやぁ・・・・
 
普通に、お客さんの目線で考えて、
そりゃないですよ。

 
 
そもそも、「看板が見つけてもらいにくい」うえ、
「見てもお店の場所が分からない」のでは・・・・
 
 
看板を置く意味が、ありません。
 
知らないお店のダメ出しをしては失礼かもしれませんが、
これではどんな素敵なお店でも、もったいない!!
 
 
 
 
 
そんなふうに、これらの看板を眺めていたら・・・・
 
新しく別のお店の人が、ここに看板を置きに来ました。
 
 
看板を置きに来た店員さん
 
 
 
これらの看板に向かって右側にある道は、
多くのお店が密集する居酒屋街みたいな感じなのですが、
その中にあるちょっと有名なオシャレカフェさんです。
 
 
あらら・・・・
またひとつ看板が増えて、
さらに視界融合が強まってしまう・・・・
 
そんなふうに感じました。
 
 
しかしよく見ると、他の看板と比べ、
まだ、看板として最低限の条件は満たしているようでした。
 
 
ベイビーキングキッチンの看板
 
 
右上に、お店の場所を図で説明してあります。
 
これは、とても大切。
というか、こうした工夫が、きわめて大切。
 
 
そして、これは「視界性」の問題とは関係ないですが、
お店の雰囲気を、言葉だけではなく、
店内の写真などを並べて表現してますね。
(看板下部)
 
この看板なら・・・・
 
こうして、このごちゃごちゃした場所じゃなく、
単体で出せていれば、「良い看板」だったかもしれません。

 
 
それだけに、この場所に置いてしまっていることで、
本来の看板の持つ効果が薄まってしまうのは、
なんとも残念なことです。
 
 
 
 
 
 
なお、これを最初に見つけたのは、
朝マックの時間帯ですから、大体10時前後。
 
朝早い時間帯でしたから、まだ、
ここに看板を置いてないお店もあったようですね。
 
 
午後14時頃に再度通った時には、
このような感じになっておりました。
 
最終的にこんな感じ1

最終的にこんな感じ2

 
 
朝よりもさらに看板が増え・・・・
もっとすごいことになってます(笑)
 
ここまで看板が密集すると、通行人の中には、
「逆に気になってひとつずつ見ちゃう」
っていう人も出る可能性はありますが・・・・
 
それにしたって、
「なんかごちゃごちゃしたものが視界にある」
程度の認識しかせず素通りする人がほとんどでしょう。
 
 
これだけ手前に色々あっても、結局目立っているのは、
奥にある「ケンタッキー」のカーネルおじさんの顔です。

 
あと、その手前の黄色いインド料理屋さん?の看板。
 
一瞬見ただけで、「何屋か分かる」のは、
ケンタッキーだけです。
 
 
 
さすがに、カーネルおじさんの顔だけ大きく出しても、
それでフライドチキンを連想してもらえるのは、
長年のチェーンとしてのブランド力もありますから、
これをそのまま真似すればいいということではありません。
 
 
けれども・・・・
 
ポイントは、結局ケンタッキーと同じところにあるのです。
 
 
 
看板は、何よりまず、
 
「目立つ」ことが重要です。
 
見えない看板に、周りの景色に紛れてしまう看板に、
存在する意味は無い
のだと、知ってください。
 
 
それから、一瞬見ただけで、
 
「お店の業態(何屋なのか)」
 

 
「お店の場所」
 
が分からなければなりません。
 
 
これらを押さえていない看板は、
ちょっときつい言い方になりますが、
 
「出すだけムダ」
 
です。
 
そんな看板を作る経費がもったいないし、
出したり回収したりも、手間です。
 
 
 
 
 
 
 
 
看板は、お店のオーナーが思う以上に、
お客さんからは、認識されないものなのです。
 
きっとこれらの看板のお店のオーナーも、
自店の看板が、まさか見えないとは思っていないかもしれません。
 
自分は、自分のお店のことですから、
周りにいくら他のお店の看板があっても、
物理的に見える限りは、見えますからね。
 
でも、実際は、見えないものなのです。
 
 
見てもらえていないものなのです。
 
 
 
 
 
看板は、「出せばいい」ものではありません。
 
せっかくわざわざ出すのですから、
ちゃんと「意味のある看板」を出せる方が、良いですよね。
 

 



以上。
 
高円寺で見つけた、ちょっと残念な看板掲出の現場でした。
 
 
失礼なダメ出しを沢山しましたが・・・・
 
看板はともかく、高円寺は、素敵なお店が多い街です。
 
素敵なお店が、もっともっとしっかり認知されて、
繁盛していくようであってくれると、いいですね。

 
 

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