雨の日にも実査に行こう!!え、なぜかって??

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年間で500件以上のお店を調査する『日本一の繁盛店分析マニア』が綴る、物件探しから販売促進・チェーン展開に至るまで、出店戦略ノウハウの極意!

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昨日はあんなに心地よいお天気だったのに、今日はうってかわって、朝から大雨でしたね。
 
洗濯物・・・・面倒くさがらず、昨日のうちにやっておけばよかったなぁと思います(笑)
 
まだ、週末まで桜は持つでしょうか?
ちょっと心配になります。
 
 
 
雨の日160407-3
 
 
ところで・・・・
今日は、久しぶりに雨の中を実査して、タイトルにもあるようなことを、改めて思いました。
 
昔から、このことは、クライアントさんにはいつもお伝えしているのですが、やはりなかなか、雨の日は億劫になってしまうものですよね。
傘を差して何時間も歩き回るのなんか、できればしたくないですよね。
 
確かに。
それは、僕自身もそうです。
 
 
 
しかしながら・・・・
 
 
店舗を出店するにあたり、候補となる物件は、必ず雨の日にも見ておいた方がいいのです。
 
何年も住んでいて土地勘があり、慣れたエリアでしたらそこまでしなくてもいいのですが、基本的には、晴れの日と雨の日、両方の状態を見ておくのが必須です。
 
 
 
その理由は、大きく分けて2つあります。
 
 
 
1.天気によって街の状況が変わる
 
まず、雨の日というのは、晴れた日に比べて、みな外出を控えるようになります。
 
「出かけようと思っていたけど雨だから中止にしよう」
そんな経験が、皆さんにもおありだと思います。
 
街のポテンシャルの変動を、ちゃんと肌身で感じておく必要があります。
 
 
さらに大切なのは、
 
「人々の動線が大きく変わる場合がある」
 
ということです。
これこそがとりわけ重要になってきます。
 
実際にあったケースでは・・・・
 
晴れの日は、店前は沢山の人が往来しているものの、
雨の日になると、ほとんどの人が地下街の方を通ってしまうため、
お客さんが店前を、全然通らなくなる
ということがありました。
 
そのお店では、雨の日は晴れの日に比べて50~70%も、きわめて大幅に売上げがダウンしたとのこと。
これは・・・・恐ろしいですね。
 
 
そこに加えて、
 
「お店の見え方も変わる場合がある」
 
ということも忘れてはいけません。
 
雨の日になれば、皆が傘を差して歩いています。
となると、周辺への視界がそれらに遮られ、随分悪くなりますよね?
 
このことにより、普段なら難なく見つけられるお店が、見つけられなくなる恐れがあるのです。
 
また、傘だけでなく、雨が降ると隣の店が軒先に屋根を展開するだとか、そういうこともあります。
それにより、本来は見えていたはずの物件が、歩行者から見えなくなってしまったりもするのです。
 
 
このように、まず立地状況自体が、晴れの日と雨の日で大きく変わってきます。
これは、とりわけ初心者の方は見落としがちになる、重大な落とし穴です。
 
 
 
2.天気によって調査する時の精神状態が変わる
 
え?それが関係あるの?
と思われるかもしれませんが・・・・
 
意外とこれが、馬鹿に出来ないのです。
 
人間は、晴れていると、精神が高揚するんですね。
そして、そうであるがゆえに、細かな問題を見逃しやすくなるのです。
 
例えば、
・間口が狭いのに、「これくらいなら大丈夫でしょ!」と呑気に考えてしまったり、
・街路樹などで視界性が悪いのに、「きっとなんとか見つけてもらえるよ」と楽観的になってしまったり、

都合の良い方向へ傾きがちになります。
 
 
一方で、雨の日となると・・・・
 
基本的に、人の精神は少なからずネガティブな方へ転がりやすくなります。
 
ネガティブ、っていうと言い方が悪いかもしれませんが、要は、慎重になるということです。
そのおかげで、晴れの日には気付かなかった色んな問題点に気付くことができるようにもなります
 
 
こういうことは、熟練の調査担当者でも、しばしばあることです。
勿論、しっかり経験を積んでいるから、晴れた日でも雨の日のイメージをある程度は想定できるようにはなるのですが・・・・
それでも、晴れの日の方が精神が高揚するのを、止められはしませんから。
 
 
 
雨の日160407-2
 
 
このように、晴れの日と雨の日では、
『物件の立地の状況』も変われば、
『調査する側の精神状態』も変わる
わけです。
 
そのため、チェーンの開発担当者でも、目を付けている物件についてどうしても気になる時は、晴れの日と雨の日、両方見に行っています。
 
 
勿論、基本的な調査自体は、晴れの日の方が絶対にいいです。
 
晴れの日の方が、陽が射して明るく、色んなものがよく見えるので、調査はしやすいですから。
 
通行人にどういう人が多いのか、であるとか、
家並みの特徴はどんなものか、であるとかを観察することもそうですし、
そうした中で気付いたことをメモをとる、ということにしても、
晴れている方がよっぽどやりやすいですからね。
 
ですから、晴れているに越したことがないのは、それはそうなのです。
 
 
 
しかしながら・・・・
 
この日本では、雨は降るものです。
 
多いエリアで2日に1日は雨、
少ないエリアでも、4~5日に1日は雨。
全国平均で、3日に1日は雨なのです。
 
<参考>
都道府県別の年間降水日数ランキング
http://grading.jpn.org/SRB02303.html
 
こうしたことを鑑みると、もし、前述のような、雨の日に売上げがガタ落ちする場合・・・・
年間を通して、3分の1の売上げが消えてしまうかもしれないのです。
 
これは、非常に大きな問題です。
 
雨の日には、路面店では必ずと言っていいほど売上げは落ちます。
それ自体は避けられないものです。
でも、避けられないものだからこそ、少しでもリスクを減らしたいですよね?
 
そのために、出店する前に、物件周辺の雨の日の状況を、よくよく知っておくことが必要なのです。
 
 
 
今日みたいな雨の日は、実査に行く足取りも重くなるでしょう。
僕も、傘をさして片手が塞がると、写真も撮りにくいしメモするにも不便だしで、本当はこんな日は行きたくありません。
 
が・・・・
こんな日にしか見られないものがあると知っていればこそ、ここぞという時には、雨の日こそ実査をするべきだと思います。
 
 
 
またの機会に、
 
『晴れの日の実査で気を付けたい、雨が降った時のチェックポイント』
 
みたいなのも書いてみるとします。
 
 
それでは、今日はこのあたりで。
 
 
 
・・・・あ、雨、止んだかな??
 
 
 

 
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